WFU
第1回台湾在宅医学会でのメッセージ(医療法人財団はるたか会 前田浩利)
(医療法人財団はるたか会 前田浩利)
台湾で最初の在宅医学会に参加された皆さまへ
私は、1999年37歳のときに大病院を出て、2人の友人と共に在宅医療の世界に飛び込みました。その時から私たちが大事にしてきた理念が、「患者さんのニーズ、社会のニーズに応えるために、私たちは変わります。」と「困っている方、苦しんでいる方を決して放置せず、そのいのちと生活を責任をもって守ることのできる医療を目指します」です。
この二つの理念を貫くのは正直、辛く厳しいこともあります。しかし、そのことによって、私たちは、18年前には、概念すら無かった「小児在宅医療」を一つの分野として確立し、0歳から100歳まで全ての方を守れる地域包括ケアを実践することができるようになったと思っています。私の拙い経験が、これから在宅医療を興していこうと志す皆さまのお役に立てることを願い、精一杯お話しさせていただきます。
医療法人財団はるたか会
理事長
前田浩利